ハイガー(HAIGE)のエンジンチェンソーを買ってみました。
中華製品なので、50CCクラスでありながら、とても安いです。
実機を手にして、評価をしてみました。
確かに安くて買い易いのですが、
安かろう悪かろう
・・・では困りますからね。
HG-K5200を買ってみました
今回、私が購入したハイガー(HAIGE)のエンジンチェンソーの機種は、HG-K5200です。
オレゴン製のチェーンが使える機種です。
購入の検討段階での評価は下記ページに記していますので、そちらもご参考にして下さい。

ハイガーのエンジンチェンソー実機の使用前評価
実際、ハイガーのエンジンチェンソーを買ってみると分かった事があります。
使う前、実機を手にした段階での評価を下に記します。
残念なハイガーのエンジンチェンソーのチープなところ
やっぱり安いのには理由があるのだなぁ
・・・というのが実感です。
残念に感じたところを記します。
スカートの下はノーパンだった
最も驚いたのは、フィルターの下です。
上部のカバーの黒いキャップみたいなものは、カバーを取り付けるネジです。
しっかり取り付けられる様に大きいネジになっているのだと思います。
ネジをかなり廻してカバーを取り外すと、ダストフィルターが出て来ました。
まだ使っていないのに、ネジの周りに汚れがついているのが気になりました。
フィルターも薄そうです。
このフィルターを取り外したら、驚きました。
いきなり、キャブレターが出て来たからです。
ハウジングとかカバーもなく、フィルターの下に直ぐにキャブレターです。
スカートの下はノーパンだったというわけです。
チョークを押し込んでいたら、エンジンルームに通じてしまいます。
フィルターをはずす時は上の様に、チョークを引いておかないといけませんね。
木くずなどのゴミが入ってしまわないか?
この構造では、直ぐにエンジントラブルを起こさないか、心配になります。
スターター側の空気取り入れ口が大きい
スターターのハウジングが独特です。
空気の取入れ穴がない部分があります。
また、穴が大きいですね。
これは木くずなどが入り込み易いと思います。
燃料やオイルが入れ難そう
燃料やオイルを入れる口が小さいです。
入れ難そうです。
それに、燃料やオイルがどれだけ入っているか、透けて見える様になっていないんです。
これだと、入れる時、注意しないとあふれださせてしまいそうです。
ハイガーのエンジンチェンソーの良い所
これまでハイガーのエンジンチェンソーの困ったところを記して来ましたが、
実は、ハイガーって優しいって感じます。
使ってみたくなるポイントを記します。
エンジンのかけ方のガイドが親切
まだ使っていないので実際、エンジンがかかり易いのかどうなのかは分かりません。
でも、エンジンのかけ方は、親切に本体に詳しく記されています。
エンジンを起動させる時、チェンソーを上から見下ろす様になりますので、目につく位置にガイドがついています。
この案内には9つの手順が番号を記して表示されています。
その番号に合わせて、操作する部分にもガイドが付いています。
嬉しいガイドバーカバーの表示
これは親切だと感じたのが、ガイドバーのカバーです。
長さを測ることが出来る様になっています。
嬉しいです。
チェーンオイルの代わりに安いエンジンオイルでも
なんか、変わった表示があります。
チェーンオイルではなくても、10W-30の車のエンジンオイルでもいいと記されていますね。
時々、ホームセンターの特売で4リットル1000円程で、鉱物エンジンオイルが安く売られている時がありますが、それでもいいという事ですね。
分かり易い取扱説明書等
ハイガーが中華製品だと忘れてしまいそうになる位、取説などの書類は日本語でしっかり記されています。
写真入りで分かり易いです。
また消耗品も購入し易い様に一覧表示されています。
私はスチールのチェンソーを使っていますが、スチールの取説の木で鼻をくくった様な内容とは大違いです。
ビギナー向けの取扱説明書になっています。
HG-K5200を組み立てて感じたこと
ハイガーのエンジンチェンソーは、スチールよりもハスクバーナーに近い構造だという印象を持ちました。
HG-K5200を組み立てた時に感じたことを記します。
上の動画でソーチェーンとガイドバーの取り付け方法は分かり易く解説されています。
ネジは緩まない工夫がされている
バーとチェーンを取り付ける為に、サイドカバーのネジを外しました。
ネジは付属のプラグソケットレンチの小さい方のレンチ穴でネジを回します。
ネジは小さそうに見えますが、サイドカバーに接する側は一回り大きいです。
そして裏には溝が掘られていました。
これなら振動でネジが緩むことがない気がします。
塗装が薄そう
ネジをはずすと、サイドカバーの塗装がとれている部分がありました。
中華製ですからね、塗装が薄そうです。
ハンドカバーもとれる
予想外だったのが、サイドカバーとハンドカバーが一体になているところです。
これってどうなんでしょうか?
良いのか悪いのか分かりません。
リムスプロケットにチェーンはかけやすい
サイドカバーを外すとクラッチがあるところはハスクバーナーに似ています。
私はスチールのチェンソーを使っているので戸惑いました。
チェーンの取り付け方が全く異なるのですよね。
クラッチの裏にリムスプロケットが隠れています。
まずはチェーンをリムスプロケットにかけます。
意外とすんなりリムスプロケットの穴にチェーンはかかってくれました。
チェーンがかかったらバーを取り付けます。
チェーンの長さの調整がし難い
不親切に感じたのが、チェーンの長さを調整するネジの位置です。
回し難い位置にあります。
サイドカバーの側面にあるので、狭く回し難いのですよ。
このネジを回すとサイドカバー側の調整ピンが前後してバーを動かす事が出来るというわけです。
ガイドバーが出ている部分が50センチ
下の様に組み立てが完了しました。
ガイドバーの長さは50センチということですが、下記のページに記しました通り、実際に本体より前に出ている部分の長さと異なる場合があります。

そこで、長さを測ってみました。
ハイガーの場合は本体から前に出ている部分が50センチありました。
但し、バーの裏にはスパイクがついているので、3センチ程、実際切れる長さは短くなりますね。
総じて評価すれば、安い分、気を付けなければならない所もありますね。
私はハードな使い方をするので、4年、もってくれれば十分のつもりでいた方が良いでしょう。