2万円代の安い中華製のエンジンチェンソー、ハイガー(HAIGE)を実際使ってみました。
その上での評価を記します。
1.購入前の評価


3.使用後の評価

このページは3の実際に使用後の評価になります。
他のページの評価もご参考にして下さい。
ハイガーエンジンチェンソー HG-K5200の致命的な問題
残念なことにハイガーのエンジンチェンソー HG-K5200には、2つの致命的な問題がある事が分かりました。
なんせ2万円代ですから、多少の難点は目をつぶりたいのですが、以下の2点ばかりはそうもいきません。
- チェーンが緩んで来て外れる
- 過熱によりエンジンがかからなくなる
使っている内にチェーンが緩んで来てしまう
YouTubeを見ていると、エンジンチェンソー HG-K5200はチェーンが緩みやすいと指摘している人がいました。
私が使って見ても、やはりチェーンは緩んできてしまい、作業を中断しなければなりませんでした。
チェーンを張っては緩み、張っては緩みの繰り返しになり、作業効率が悪くなります。

チェンソーが熱くなりエンジンが停止する
もっと深刻なのはチェンソーが熱くなります。
新品でエンジンが焼き付いていないのに過熱してエンジンが止まります。
そうなると、チョークを引けば初爆はあるものの、エンジンはスタートしなくなります。
エンジンが冷めるまで待たなければなりません。
本当に途方に暮れました。

致命的問題の原因
私が推測するのに、HG-K5200の以下の特徴が原因ではないかと思います。
チェーンが大きくバーが厚い
HG-K5200には50センチのバーがついています。
バーの厚みを測ってみると、6.2ミリありました。

それまで使っていたスチールのMS260の60センチのバーは厚みが5.4ミリほどです。
そして、チェーン自体も大きいです。
下は、MS260の60センチのバーにつけているチェーンの新品とHG-K5200のチェーンを並べて撮った写真です。

全然、HG-K5200のチェーンの方が大きいです。
それ故、木に挟まり易くチェーンが緩み易いのではないかと思っています。
それだけではなく、摩擦熱も発生し易く、チェンソーが熱くなり易いとも推測します。
排気熱がチェンソーを熱くする
下はスチールのマフラー部分です。
ここに排気を出す管が突起の様に出ています。
それ故、排気が勢いよく出て来ます。

一方、HG-K5200のマフラーは以下の様になっています。
排気口の突起がありません。
斜めに穴が開いているだけです。

それ故、マフラーの前で排気は拡散してしまいます。
特に太い木を切っている時はマフラーが木に当たる程、近づいています。
排気がチェンソーから離れて行かず、排気熱でチェンソーが熱くなり易いと感じています。
ハイガーエンジンチェンソー HG-K5200は使えないのか?
今回の私の評価は、径が1メートルもある様な太い木を切る前提になっています。
この私の使い方からすると、HG-K5200は使えないという事になります。
径が50センチより小さい木を切るならば、もう少し役に立つのではないかと思います。


