クスノキの薪
クスノキって薪になるの?
・・・と疑問に思う方もいるみたいですね。
クスノキは良い薪になります。
それどころか、楽しみが多い木です。
但し、クスノキの薪情報には注意が必要です。
クスノキの楽しさと薪としての要点を以下に記します。
クスノキの特徴
クスノキは特徴的なので見分けがつく数少ない木の一つです。
クスノキの香りの特徴
なんと言っても香りが強い木です。
だから、においをかげば分かりますね。
クスノキの香りの効能
クスノキと言うと樟脳が知られていますね。
防虫効果があるとされていますが、菌の抑制効果もある研究結果が出ているそうです。
だから腐りにくい木です。
身近なみどりの効用 ~クスノキの抗菌効果~ | 東京農業大学
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他にも血行を良くしたり、炎症を抑えたりする効能があるので塗り薬にも使われたりするらしいのです。
クスノキの香りの確かめ方
クスノキの香りには防虫効果があるので、木には虫がついていないかと思いきや、よく見るといます。
但し、皮の下当たりまで。
白い幹は強い香りがするので虫は嫌がるのでしょう。
切断してみると木口から強い香りがするので、クスノキと見分けがつくでしょう。
また、濡らすとさらに香りが強くなります。
クスノキの幹の特徴
クスノキは特徴的なので見分けやすい木です。
以下の様なクスノキらしさを味わいながら、薪作業することになります。
クスノキの外皮の特徴
外皮を見慣れると独特の様子なのでクスノキと分かるでしょう。
クスノキの木口の色の特徴
クスノキをチェンソーで切ると木口が綺麗です。
水分が含んでいる状態だと、年輪の紅の模様が見て取れます。
乾燥すると、白っぽくなります。
時々、中央部分が紅くなっている時があり驚きます。
その紅い部分だけ、パカっと外れたりします。
不思議です。
切っていて楽しみがクスノキにはあります。
クスノキの堅さの特徴
クスノキはチェンソーで切りやすいです。
堅くありません。
それ故、太いクスノキでも切り進めることが出来ます。
それが、また楽しくも感じられます。
クスノキの情報の入手のし易さ
クスノキは庭木としてはマイナーです。
公園でもあまり見かけない木なので、入手し易い木ではありません。
他の木とまざってクスノキがあった
・・・といった程度でお目見えすることが多いです。
クスノキの木をもらい受ける時の注意点
切りやすいし、香りもいい ・・・
良いことが多いクスノキですが、クスノキをもらい受ける時に注意しなければなりません。
注意事項は以下の通りです。
クスノキは怪物です
神社に行くとクスノキをよく見かけます。
クスノキは背が高くのびます。
それだけでなく、横にも枝を大きく広げます。
怪物の様な大きさになってしまう木です。
それ故、クスノキをもらい受ける情報があった際には大きさ、太さを確認する必要があります。
直径が1メートル以上のとてつもない太いクスノキの場合もあるからです。
クスノキは春に落葉する常緑高木です
クスノキは常緑高木なので、秋冬でも枝には葉がついています。
不思議なことに、春に落葉します。
葉の始末について薪情報を提供してくれた人と確認が必要です。
また、葉があるという事は光合成しているので乾燥させるのに時間がかかります。
葉にはダニ室というダニを集める部分があります。
それ故、葉っぱを処分する時には気を付けましょう。
クスノキの薪割りし易さ
木口が綺麗だし、虫よけにもなると良いことが多いクスノキですが、
クスノキは割れない
と言った声をよく聞きます。
柔らかい木なので、斧を抱いてしまうのです。
それで割るのに苦労する時があります。
また、クスノキでなくとも木は太くなるとねじれて成長しがちです。
繊維が曲がります。
でも、割りやすい部分も多いです。
全く割れないわけではありません。
割り難い木を割る方法を下記ページで紹介しています。
ご参考にして下さい。
ご参考にして下さい。
参照 割れない木を割る方法
薪割り
薪割りはかなりの重労働です。 1月から3月に得た木を、出来れば、梅雨前の5月中に薪割りは終えておきたいです。 ・・・というのも6月になると梅雨入りしてしまうからです。 ひと冬分の薪となると薪割の労働量はかなりのものになります。しかも、2か月...
クスノキの薪の使い方
クスノキは着火の時も、炉内が高温になった時も使える薪になります。
クスノキを燃やすと香りがする
という人がいますが、それは勘違いではないでしょうか?
良く乾燥されていればクスノキには香りがしません。
また、薪ストーブの炉内の香りが外に漏れることはないはずです。
漏れていれば煙臭くてたまらないでしょうから。
クスノキのうんちく
実はクスノキは奥が深い
うんちくも多いです。
クスノキの材
クスノキは柔らかい上に綺麗、そして腐食され難いので、薪以外に用途があります。
飛鳥時代では木彫りの仏像の場合は素材にクスノキが使われているものが多いそうです。
クスノキはとてつもなく大きくなるからでしょうか?
神が宿るとも考えられていたのかもしれません。
クスノキは乾燥すると割れたり曲がったりし易いからか、現在では材としてはあまり使われないですね。
入手も困難です。
私はクスノキのまな板が欲しいと思っています。
クスノキの種類
クスノキは関東より北では少ないらしいです。
温帯の中でも南に多いらしいです。
クスノキは一種類しかないと思っていますが、樹木の分類ではクスノキ科というのがあるらしいです。
アボガドもクスノキ科なのですって
大きいクスノキが見られる場所
屋久島の縄文杉は科学的に調べると樹齢は2170年ではないかと言われているそうです。
https://www.yakushima-info.com/yakushima/yakusugi/jomonsugi/
静岡県の熱海市にある来宮神社には大きなクスノキがあるそうです。
樹齢は2100年!
駅から近く、見に行きやすい場所にあるそうです。
知る人ぞ知る有名なパワースポットなのでそうです。