初心者向けに薪の作り方をまとめたサイトです。
薪ストーブが少しづつですが、各家庭に普及し出しています。
最近では、キャンプに薪ストーブを楽しむ人が増えて来ましたね。
それで薪のニーズは増えて来ています。
そこでこのサイトは薪の作り方を初心者向けにまとめてみました。
書籍やネットでは薪ストーブ業者が記した薪の作り方や薪の入手方法、薪ストーブの情報が多くありますが、実際に薪ストーブを使う者から見るとちょっと意を異にする所があります。
本サイトは薪ストーブ愛好家の見地から薪の調達の仕方・薪の作り方をまとめてみました。
私が富士山薪ストーブクラブの活動を通して経験した薪作りや、教えてもらった薪作りの知識などを網羅しました。
これから薪作りにチャレンジしようとお考えの多くの方に、是非、ご参考にして頂きたいです。
※ 私や富士山薪ストーブクラブについては、下記のサイト管理者情報ページをご参照下さい。
参照) サイト管理者情報ページ

薪の作り方 最新記事 一覧
焦らず、慎重に薪作りをしましょう
「 チェーンソーの取説を読んでないの? 」
チェンオイルを入れずにチェンソーを動かしているのを見て、どうしてこんな危険な事をするのだろうと驚くことがあります。
チェンソーの使い方も何も分からず、いきなり木を切ろうという人がいるのです。
チェンソーでなくとも、電動工具の丸ノコなど切断する道具を使う場合、取説をよく読まないと危険です。
それにエンジンチェンソーには2つキャップがついています。
2種類の液体を入れる必要があるからです。
片方にはガソリンを入れているのに、もう片方には何も入れずにいたら何かおかしいと普通なら思うはずです。
そういう人の大概は、
とにかく薪が欲しい!
焦っていますネ。
だから正しい判断が出来ないのでしょう。
薪作りには危険な作業があります。
安易に考えると怪我や事故を起こす事になります。
自分だけでなく、周りの人に危害を加えてしまうかもしれません。
薪作りをしようという方は焦らず、慎重になる様、お願いしたいです。
効率的に木を集めたいならば、ポイントは2つです。
一つは、切れるチェーンソーです。
30分もあれば、持って帰るのに十分な木が切れます。
それには、目立てをしっかりすればいいだけです。
目立ての仕方を習得すれば、他の人より沢山、木を手に入れられるでしょう。
目立ての仕方は下記ページで紹介しています。

もう一つのポイントは軽トラックです。
軽トラックがあると、断然、木は集めやすくなります。
軽トラックの購入方法は下記ページで紹介しています。
参照 軽トラックの購入方法

自分で作る薪の作り方の手順
薪は買うと最も高い燃料です。
でも、自分で作ろうとすれば、無料で出来ます。
しかし、自分に薪作りなど出来るだろうか?
私は初めの頃、不安に感じていました。ところが、実際やってみると、個々の作業は単純で難しくないのが直ぐに分かりました。
道具を正しく使いさえすれば、薪は作れますね。但し、問題が量です。
自分で一冬分の薪を作ろうとするとかなりの労働になります。
・・・かと言って、買うとなると灯油に比べてかなり割高なりますね。
薪を作るのって大変ですよ。
下記サイトに薪ストーブのデメリットを紹介しています。
ご参照ください。

薪を作る手順を簡単に記すと以下の様になります。各ページで薪を作る工程ごとに詳細を記しました。
薪つくりは一年の終わりころから始まります。
それは木が伐採されるシーズンが枯葉になってから始まるからです。その頃になると薪情報が入手し易くなります。
植物は二酸化炭素と水で光合成を葉っぱで行います。その光合成が行われなくなれば幹は水分を地中から吸わなくなります。
それで寒い冬に伐採が行われるのです。
具体的にはどんどん焼きが行われる頃にアンテナを張って薪情報を集める努力をしましょう。
薪情報の収集と作業能力
薪ストーブをしていると一冬、3トン程の薪が必要になります。
3トンというのは、かなりの量です。それ故、薪ストーブ愛好家は薪情報が喉から手が出る程欲しいです。
木を無料で貰えるという情報が欲しい!
ところが、薪情報の欲望が先走って、実際は木を貰えない事態に、初心者は陥りやすいです。
例えば、大きな木を切ったので無償で貰えるという薪情報があったとします。下の様にクヌギの木で薪にするには上物の木です。
このクヌギの木を切って車に積み込み、自分の所まで運ぶのにどれ位の日数がかかるでしょうか?
普通乗用車の荷台に載せるのだったら、一回にたいした量は運べませんね。
クヌギは重いのでチェンソーで切るのにも大変な労力がかかります。
充電式チェンソーではすぐにバッテリーが切れてしまうでしょう。
また、男性が二人がかりでないと持ち上がらず、車に積むことは出来ないです。
あれやこれや考えると、とても自分一人では全部もらい受ける事が難しいのに気づくと思います。
ところが、短期間で持ち運ぶことが条件になっている薪情報も多いです。
喉から手が出る程欲しい薪情報でも、自分の作業能力により限界があります。
まずは、自分の作業能力がどれ位なのか? それを把握しておく必要があります。
下記の様に自分の薪作業の条件を列挙してみましょう。
薪作業の制約条件 例
- 車はセダン 一回で運べる量は200Kg程
- 基本的には土日の週2日の作業
- 妻も同伴してくれなくはないが、基本的に一人作業
- 一人で持ち上げられる重量は20Kg程
- 庭においておける木の量は1トン位
自分の薪作業の条件に合った薪情報が分かって来ると思います。
薪情報の収集と自分の制約条件を緩和する方策を考えていきましょう。

薪にする木を入手し易くする例
多くの人が簡単に楽に木を手に入れたいと思っています。
それ故、好条件に木が手に入るとなると、多くの人が取りに来ます。
量に限りがありますから、結果、手に入れられる木は少なくなります。
例えば、下の様な太くて堅い木の場合は、取りに来る人は少ないです。

排気量の大きいチェンソーが必要になります。
また、切るのにも労力がかかります。
簡単ではないし楽でもない木も入手するつもりになれば、チャンスは増えます。
薪作り初心者 必須薪作業道具
薪つくりはかなりの肉体労働です。
それ故、薪作り道具を上手く活用して、楽に効率よく進めたいものです。
薪作業の道具は色々ありますが、これから薪作りを始めようとする人は下記の道具をまず揃えることを検討してみてはどうでしょうか?
- 木を切るチェンソー
- 木を割る斧
- 薪を乾燥させる薪棚
チェンソーの選び方
”チェンソーで大怪我をしそうだから使いたくない”
薪ストーブ初心者には、チェンソーまで買う必要があるのか? と疑問に思う人がいると思います。
けれども薪つくりにはチェンソーはなくてはならない道具です。
できるだけ初心者に扱い易いチェンソーを選びましょう。
太い木を切る場合は、馬力のあるチェンソーを、直径20センチ程までなら、重量が軽いチェンソーが使い易いです。
最近、初心者が何も知らないことを良いことに、充電式チェンソーを売りつける業者がいる様です。
薪つくりには、充電式チェンソーはダメです。
詳しくは下記ページを参照ください。

斧の選び方
薪割りをする道具は色々ありますが、斧は是非、用意したいです。薪作りの醍醐味は斧での薪割りにあると言っても過言ではないでしょう。
ホームセンターで和斧が売られていますが、洋斧の方をお勧めします。
洋斧はエラが張っていて丸太を割るのに適しています。和斧だと刺さってしまって割りにくいというのが、私の実感です。
ヘッドは重くとも2.5Kgまでのものを選ぶと良いでしょう。
ヘッドの重力で薪を割りますので、軽いと威力がありません。また重すぎると的に当てにくくなります。

薪棚の作り方
薪は良く乾燥させる必要があります。雨に濡らさずに風干しするのが、薪を乾燥させるポイントです。
薪は積み上げると重いので薪棚があると便利です。
実際、薪棚があると薪の量を把握できるのでありがたく感じます。
薪は使い始めるとどれだけ薪を使っているのか分からなくなります。
薪棚があると、空いて来たスペースで薪使用量が目に見える形で把握できます。
そうすると薪つくりにおいても一冬分の薪を作れたのかどうなのかを薪棚で計量することが出来ます。
薪棚は薪作りにおいてとても重要な役割を果たしてくれます。 是非、作ってみましょう。

Youtubeでも、薪や薪ストーブに関する情報を発信しています。
ご参考にして下さい。
樹木の種類ごとの薪の作り方
樹木によって、薪情報の得やすさや割り易さ等が違います。
また、注意しなければならない点もあります。
薪に関する樹木事典を作成中です。
