薪割り

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薪割りはかなりの重労働です。

1月から3月に得た木を、出来れば、梅雨前の5月中に薪割りは終えておきたいです。
・・・というのも6月になると梅雨入りしてしまうからです。

薪割り

ひと冬分の薪となると薪割の労働量はかなりのものになります。しかも、2か月ほどで終わらせたいです。

当然、体への負担が大きくなります。私は腰を良く痛めてしまっています。
出来るだけ楽に、そして効率よく作業を進めていく必要があります。

それには薪割り道具を上手に活用するのがコツになります。

薪割り

すっかり斧で薪割する人は減ってきていますね。
下記にご紹介する薪割り機械や器具を一度試すと、体が楽なのが実感しますよ。

 

 

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斧の選び方

斧で薪を割っていく労働は気分が良いです。
・・・と言っていられるのは、初めの内で、ひと冬分の薪を斧で割るのは、かなり体にこたえますね。

私は体へ伝わる衝撃は蓄積して健康に悪い感じがしています。
なんせ割らなければならない量が多いのですから。

それだからでしょうか? 薪割りはもっぱら斧だけだという人は、半数ほどです。

薪割りをする人

今、キャンプで薪ストーブを使う人が増えていますね。
キャンプ分程なら、斧が一番、使い勝手が良い薪割り道具になると思いますが ・・・

キャンプ用の薪を作る人はつい小型の手斧を買ってしまう人がいる様ですが、薪を作るなら大型の斧です。

 

和斧では太い木は割れない

和斧はホームセンターで売られており手に入れやすいです。値段もリーズナブルで手に入れやすいです。

しかし、私の経験からすると、和斧では太い木は割れないです。多くの和斧はヘッドが細く鋭い刃をしています。

すると丸太に刺さってしまうのですよね。

和斧

枝の部分、直径が5センチ前後ならば、割れるでしょう。

値段は高くなりますが、洋斧を購入しましょう。

 

洋斧の選び方

薪割りは腕力ではなく、ヘッドの重さで割っていくのが基本です。

だから、ヘッドが重いほどインパクトの時に破壊力があります。

でも、洋斧を売っている店を探すのは難しいかもしれません。ネットの方が購入し易いです。

洋斧

洋斧はそこそこの値段します。それでも値段だけあって、良く割れます。

柄の長さは、野球のバット程のものを選ぶと良いと思います。
ヘッドの重さは2から3Kg程を使う人が多いです。

洋斧

実際、使っている人の話を聞くと、以下の様になります。
使い方も異なることになります。

2Kg程 少数派 振りかぶって力を入れて振り下ろすことになります
3Kg近く 多数派 ヘッドの重さを使って割ります

重い程、威力はありますが、持ち上げるのに力が要ります。

私の斧はヘッドが2Kgです。
ヘッドにエラが張っており、このエラにより木の割れ目が大きくなります。

スプリッティングマスター

ヘッドの2Kgは扱い易い重さです。
でも、力を入れて振り下ろすので、体力を使います。

 

やはり、今、おすすめは、多くの人が使っているヘッドの重さ2.8Kgの下の様な斧です。

このクラスの斧になるとヘッドにはエラが張っていません。
持ち上げるのに力が必要ですが、重力に任せて振り下ろすだけで、威力があります。

 

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斧の振り方

斧のヘッドの重さで丸太を破壊するのが、斧での薪割りです。

インパクトの時にグリップをしっかり握りますが、それ以外は力をかけずにヘッドの重力で割っていきます。

でも、こればっかりは慣れなので、実際にやってみて習得していくしかないでしょう。

薪割

2Kgクラスの斧の場合、力の入れ具合のポイントは以下の3つになります。

  1. 片方の手で斧のヘッドの下を持ち柄の下に移動させながら、頭上に持ち上げる
  2. 斧を頭上に持ち上げた勢いで振りかざす
  3. 肩や腕に力を入れない
  4. インパクトの時に握力、腹筋に力を入れる

大概は一発で木は割れません。
何度か斧を振り下ろすことになります。

慣れるとリズミカルに斧を振り下ろすことが出来る様になるでしょう。

 

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割れない木の薪割りの仕方

斧や電動薪割り機では割れない木があります。

諦めてしまう前に、反対側からも割ってみると良いです。

木には割れ易い方向がある様です。

例えば下の様な丸太の場合、外から見ただけでは分かり難いのですが、節があります。

筋が長く伸びている方から力を加えた方が割れ易いです。

薪割りの方向

この様に薪割りで手こずる木がかなり出てきます。
そうした場合の薪割りの仕方を記します。

折れた斧
 

割れやすい場所を狙って割っていく

薪割りは物理的現象です。

木が割れずにいる力を応力と言います。
応力が弱い箇所が狙い目です。

年輪に平行に刃を当てて、端から割っていく

木には年輪があります。

年輪

木を縦に切ってみると正しく層になっているのが分かります。

切り口が綺麗なクスノキ

さながら、層は板の様です。
何枚も縦に並べた板を上から割るのは容易ではありませんね。

縦に並べた板

だから、年輪に対して垂直に割ろうとするのは得策ではありません。

年輪に垂直に斧を振り下ろしても割れない

年輪に対して出来るだけ並行に斧の刃が当たった方が、接する年輪の縞の数が少ないです。
その結果、割れ易いです。

年輪に平行に刃が当たる様に割る

この層がもっとも密集しているのが、年輪の中央部分です。

年輪の中央は割り難い

年輪の真ん中は、層をいくつも破断させないと割れないです。

一方、年輪の端の方は、年輪の円が大きくなっています。
年輪に沿う様に狙えば、下の様に少ない層しか斧の刃が当たりません。

端は年輪の層に当る数が少ない

それ故、割れやすいです。
層を剥がす様にして割れていきます。

割れない木は端から年輪に平行に刃が当たる様に割って行きましょう。

 

亀裂を狙って薪割りする

薪割りの様に破壊については、材料力学で研究がされています。

一旦、亀裂が入ると応力集中により破壊されやすくなることが分かっています。

木に入った亀裂

つまり、薪割りの仕方として以下の事が言えるでしょう。

  • まずは、亀裂を入れよう
  • 亀裂が入った箇所を狙おう

そして、下の動画の様に一旦、割れると薪割りし易くなりますね。

 

形を整えてから割る

力づくで割れない木は、形を整えてから割る方法があります。
根っこや枝分かれしている部分などは力づくでは割るのは難しいです。

木の繊維があちらにもこちらにも向いている場合は、チェンソーで厄介な部分を切り取ると難易度が下がります。

さらに、下の動画の様に切れ目を入れると割り易くなります。

 

割れない木を割る道具

薪割りが厄介な木はどうしていますか?

そう聞いてみたら、道具を使っている人が多いです。
私が聞いた、割れない木を割る道具を以下にまとめます。

  1. 手動式薪割り機で圧力をかけて割る
  2. スプリッターで重しを落として割る
  3. 楔(クサビ)を打ち付けて割る
  4. チェンソーで縦に切る

手動式薪割り機

「 結構割れるよ。」と評判がまずまずだったので、私も12tの手動式薪割り機を購入しました。

構造的には車のジャッキを太くした様なものです。
簡単ではないですが、割れます。おそらく下記の他の道具よりも楽だと思います。

12tの威力があれば、斧で割れない木も割れる筈です。
また、木を寝かして横から圧力をかけるので、立たない木でも割っていくことが出来ます。

直径が25センチまでと本体に記されていますが、それ以上の丸太も割れました。
手動式薪割り機

この手動式薪割り機で割れ目を入れてから、電動薪割り機を使うとより効率的に薪割できるます。

なかなか良い感じです。

しかし、万能ではありません。
無理をすると壊れます。割れない木もあることを留意して使うと良いと思います。

手動式薪割り機と電動薪割り機を併用する


 

スプリッター

斧を振るった場合、同じ場所に必ずしも当たらないのですが、スプリッターを使うとそれが可能になります。

一定の場所に多くの回数、打撃を加え続けて、割れない木を割ることが出来る道具です。

ログマチック
子供でも作業が出来るログマチック


腕が疲れるほど重しを落とし続けなければならないのが大変です。でも、その割には評判が良いです。

比較的安全に薪割が出来るので、女性や子供たちにもお手伝いしてもらえるメリットもあります。

ところが、私の実感では、音がかなり喧しいです。ちょっと庭で使うのには、憚れる気がします。 それになかなか割れません。

丸太の端から削る様に割っていかないと厳しいと思います。
プロウ


 

楔(クサビ)

割れない木を割る最もポピュラーな道具は楔でしょう。
丸太に楔をハンマーで打ち付けて割っていくのですが、結構、危険な作業です。

私はハンマーで足のすねを打ってしまって、悶えるほど痛い思いをした事があります。
他にも指をハンマーで打ちつけてしまったり、怪我を沢山しました。

楔を打つ
楔が入る


楔(クサビ)は一つだけでは、丸太の中に埋まってしまう場合もあるので、二つは用意しておきたいです。

この楔は結構な値段します。

私は楔を使うのはあまり良い方法ではないと思うので、どうしても仕方ない時にしか使いません。


 

チェンソー

薪割りは木の繊維の方向に割っていきます。
通常、チェンソーは繊維を横から切る時に使うのですが、どうしても割れない場合、チェンソーで切ってしまいたくなる時があります。

チェンソーで縦に切る

力づくで縦に切断して、割った様な状態にしようというのです。実際、電動チェンソーでも出来なくはありません。

 

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今や薪は電動薪割り機で割る

以前は薪割りと言えば、斧でしたが、今はメインは電動薪割り機ですね。
効率がとてもイイです。

効率の良い電動薪割り機

私は電動薪割り機に対して間違った認識をしていました。斧の威力よりも劣るので、買う意味ないと思っていたのでした。

ところが、展示品を安く売っていたので衝動買いしたら私が間違っていた事が分かりました。

効率の良い電動薪割り機
電動薪割り機は想像以上に作業効率が良いです。

私が購入した電動薪割り機の力は2トンです。大したことないです。
でも、使ってみると薪割りが効率的に進むのに驚きました。

斧の場合、割った木は跳びます。それを取りに行き、薪棚まで運ぶのに動作が大きいです。

一方、電動薪割り機の場合、作業中は座ったままです。無駄な動作がないのです。

確かに非力で割れない木もありますが、全体的に作業効率は目を見張るほど上がりました。

割った薪は一輪車に載せれば、薪棚まで運ぶのにとても楽です。
割る作業だけではなく、作業全体が効率的になります。

電動薪割り機なら玉切りもし易くなる

木を寝かして横から圧力をかけるので、立たない木でも割っていくことが出来ます。
つまり底面が斜めになっている木も割る事ができます。

これは玉切りする時に必ずしも直角にチェンソーを入れなくとも良いという事なので、作業し易くなります。

電動薪割り機なら女性でも薪割り出来る

斧よりも全然、電動薪割り機は安全に薪割り作業をする事ができます。
それ故、女性でも簡単に薪割り出来ます。

電動薪割り機があれば、家族で協力して薪割り出来る様になるでしょう。

私の場合、今では電動薪割り機は必需品になっています。
誰でも出来る電動薪割り機

楽になる!威力のある電動薪割り機

また、6トンの威力のある電動薪割り機になると、かなりの径の木が割れます。

斧で割れなかった木も割れたりします。

私の場合、6トンの電動薪割り機も購入しました。

2トンと比べても電動薪割り機の大きさも重さも変わりません。
使い方も一緒です。

おかげで、効率アップの上、体への負担が激減しました。

6トンの電動薪割り機で桜の木を割る

 


 

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エンジン薪割り機

欲しいけれども、高価だし、置く場所がないのでなかなか買えないのがエンジン薪割り機です。

エンジン音もかなり煩いので、庭に置くのに憚れる場合も多いと思います。

でも、効果は凄いです。
実際、エンジン薪割り機があると割れない木はまずないです。多くの人が持って行かない根元でも二股部分でも薪にすることができます。

エンジン薪割り機

エンジン薪割り機を持っていると、薪にする木を集めやすいのは事実です。

しかし、作業効率という意味では、実際使ってみると意外と大変です。

12トンクラスのエンジン薪割り機ならそんなに大きくないので扱いもまだ楽です。
それがハイパワーになると大変になって来ます。

 

例えば、太い丸太を薪割り機にセットする作業です。
クヌギの太い所でもエンジン薪割り機ならバリバリ割れるのですが、薪割り機の下に丸太を置くのに力が要ります。

一人でやるとかなりの労働になります。だから重機を使う人も ・・・

エンジン薪割り機さえあれば、割り難い木も割れるので、大きい、太い丸太も集めてきますが、扱いが大変だったりします。


 

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細めの木の処理方法

太い幹の部分だけもらい受けて薪にします ・・・ といった贅沢は言っていられないのが薪ストーブ愛好家の現状でしょう。

また、私の場合、径が7センチ程の木は大変重宝しています。

まだ炉内の温度が上がっていない時は、太い木は入れられません。

私などは外出が多く、薪ストーブの温度が下がってしまうのは頻繁にあります。

細めの木は大変、使い勝手が良く、ありがたいです。

皮を剥く

径が細いからその割らなくても良いと思うのですが、まるのままだと乾燥し難いです。

手間を惜しまなければ、外皮を向くとかなり乾燥し易くなります。

手斧で皮をはぐ

電動薪割り機で割る

電動薪割り機はとても便利です。
細い木を割るのに楽です。また、割らずとも亀裂を入れるだけで乾燥し易くなります。

電動薪割り機で割れ目を入れる

キンドリングクラッカー

最近はキンドリングクラッカーを使う人もいますね。
刃に木の底面をあてて上からたたいて割ります。

初めてでも割り易いと好評の様です。

でも、難点は粘っこい木などは、刃を抱き込んでしまう時があります。
そうなると取り出しにくいのですよね。

割り易い細い木だけなら、トラブルになり難いと思います。


和斧を応用する

和斧を工夫して使って下の様に処理する方法もあります。

和斧の刃を上向きにする

クランプなどを使って和斧の刃が上を向く様にします。その上に細めの木の底面をあて上からハンマーでたたきます。

すると比較的簡単に割れ目を入れていくことができます。

細めの木を割っていく

割れ目が入っているだけで乾燥のし易さが違う気がします。

 
指をたたかない様、注意が必要です。

 

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薪の作り方
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