最近、薪を最も作り易くする道具、ガンタが折れてしまいました。
そして、3つ目のガンタを購入し直しました。
そこで最強ツールのガンタの弱点が見えて来ましたヨ。
それが克服できれば、さらに薪を得やすくなれる!
もっと薪は作り易くなる!
そんな可能性を記します。
最強ツール ガンタとは
木廻しや角かえしともガンタは言われている通り、木を回転させる道具です。
ガンタを持っていれば、薪をどんどん作ることが出来る!
ガンタは、薪作りにおいて最強のツールです。
大きな木も回転させることが出来れば、木は切り易いです。
例えば下の様な大きな木も、切れ目を入れた後、回転させれば効率的に玉切りにできるというわけです。
ガンタの金属の鈎(かぎ)を木にかけることにより、てこの原理を使うことが出来る様になります。
それ故、重い木も動かせるわけです。
直径が大きい木であっても、下の様に木を回せさえすれば少しづつでも切り出すことが出来ます。
径が大きい木や下の様に埋もれてしまった木は、取って行く人が少ないです。
ガンタ・角かえしがあると、みんなが持って帰らない木でも、切ることが出来ます。
ガンタさえあれば薪にする木を得やすい!
ガンタは薪作り最強ツールと私は実感しています。
ガンタの弱点
この薪作り最強ツールである木廻し・ガンタはあまり持っている人は少ないです。
あまり知られていないのには、問題点があるからでしょう。
実際、長い間、ガンタを使ってきて、私が認識しているガンタの弱点を以下に記しておきます。
木廻し・ガンタは高い
最も大きな問題は、木廻し・ガンタの値段です。
下のリンクで楽天市場でいくらで木廻し・ガンタが売られているか確認して見て下さい。
※ 2024年時点では、Amazonでは、ガンタは売られていません。
私の実感だと8千円程までならば、買ってもいいと思えるのではないでしょうか?
ガンタの値段は、2024年では1万円半ばです。
そこまで高いとなかなか買えないです。
ガンタの耐用年数
木廻し・ガンタを買ったらどのくらい長く使うことができるでしょうか?
私は2024年3月に3つ目を買い直したところです。
これまでのガンタはどれくらいの耐用年数だったか紹介します。
代目 | 使用期間 | 耐用期間 |
---|---|---|
初代 | 2011/6~2016/6 | 5年 |
2代目 | 2016/7~2024/2 | 7年7か月 |
3代目 | 2024/3~ |
初代の中古のガンタの耐用年数
一番初めにガンタを私が手にしたのは、中古品でした。
頂き物です。
おそらく使い始めたのは2011年6月だと思います。
2016年6月に折れてしまいました。
つまり耐用年数は5年ということになります。
私の場合は、木廻し・ガンタの使用頻度は多いです。
頂いたもので、5年も使えれば御の字だと思います。
樫の木の柄のガンタの耐用年数
その後、2016年7月に樫の木の柄のガンタを購入しました。
白い木で重厚感のある柄です。
このガンタは2024年2月に折れてしまいました。
つまり、7年7か月、使用したことになります。
ガンタの耐用年数は決して短くはありません。
ガンタの強度の弱点
ガンタは高価ですが、それなりに長く使えると私は評価していました。
しかし、よく見るとガンタの強度に問題があることに気づきました。
ガンタは折れるべきして折れる!
ガンタの強度の弱点を3つ指摘します。
買ったら既に柄に亀裂が入っていた
3代目になるガンタを購入したら、絵の先端に亀裂が入っていました。
新品で亀裂が入っているなんて嫌ですね。
直ぐに交換してもらいました。
見過ごしていたら、強度が落ちた新品をつかまされるところでした。
ガンタの構造上の弱点
ガンタは鉤を取り付ける為に柄の中央部分をくり抜かれています。
当然、そこだけ薄くなります。
また応力集中が起きやすくなります。
2代目のガンタはくり抜いた部分が折れました。
柄には硬い木が使われています。
それに、がっしりしている様に見えます。
でもガンタは構造上、弱点があるというわけです。
虫が食って強度を弱める
折れた2代目のガンタで気づいたことがあります。
断面をよく見ると、虫が食った跡がありました。
木の表面に穴が開いていなくとも、虫が中に入り込んでいることがあります。
木は亀裂が入ったり、虫が食ったりするものですからね。
ガンタには材質的な弱点があるというわけです。