チェンソーの選び方

チェンソーってどんなのを買ったらいいですか?

私が受ける最も多い質問がチェンソーの選び方です。
まだ、チェンソーを使った事がない初心者はどれを選んだら良いのか迷うのだと思います。

チェンソーはそれなりに高価でもありますし、何よりも危険な道具です。それ故、慎重に選びたいという方が多いのだと思います。

このページは、どのチェンソーを初心者は選べば良いのか?
情報を整理してみました。

 

ハスクバーナーXシリーズ

初心者は軽量のチェンソーがお薦めです。でも、トップチェンソーは避けた方が良いでしょう。

 

チェンソーの基礎知識を身に着けよう

チェンソーは最も危険な道具と言って良いでしょう。
安全に使いたいものです。

また、修理やメンテナンスが必要な道具でもあります。
下記の様な参考書でチェンソーについての知識を深めておきたいものです。

 

初心者向けチェンソーの条件

初心者向けチェンソーの条件はずばり、下記の2点です。

  • エンジンがかかり易いチェンソー
  • 軽いチェンソー

実はこの2つの条件を満たすチェンソーを買おうと実際、探すとなかなか無いのに気づきます。

エンジンがかかり易いチェンソー

ストリングを何度も引いてもエンジンがかからないといった事は往々にあります。
ストリングを引く作業だけで疲れてしまいます。

エンジンがかからなくなってしまうのに最も多いのがプラグが湿ってしまうケースです。
火花が散らなくなってしまってエンジンが始動しなくなります。

これを防ぐにはエンジンを始動する前に燃料を沢山送りこまない事です。
その加減をし易い機種を選びたいものです。

プラグが湿るとエンジンがかからない

また、ストリングを引く力を軽減した仕組みを持つチェンソーもあります。

ストリングは切れるとちょっと厄介です。
チェンソーを長く使いたいのならば、ストリングを何度も強く引かない様にしたいです。

ストリングが切れると厄介

初心者にはストリングを引きやすい機能はとても有難いです。

国産メーカーよりも外国ブランドのチェンソーの方がエンジンスタートが楽だという話を聞きます。

 

重量が軽いチェンソー

どんなチェンソーを買ったら良いかと問い合わせを受けると初心者に向いたチェンソーの条件をいくつか示します。

その真っ先に勧めるのが、軽量なチェンソーです。

重くて馬力のあるチェンソーは初心者向きではありません。

チェンソーを持つ時は両手で持つのが基本です。しかし、なにかと片手で持ってしまう時が多いです。

ついチェンソーを片手で持ってしまいがち

例えば、丸太を切り下ろす場合、チェンソーで木を切っている最中は誰しも両手でチェンソーを持っています。

それは右利きの人なら右の人差し指でレバーを引いてエンジンをふかしているからです。

切り終えた後、エンジンにガソリンを送りこむ必要はないので、右の人差し指をレバーから離します。

それだけでなく右手をチェンソーから離して左手だけで持ってしまいがちです。すると肘から下の筋肉が疲労します。

その内、チェンソーをしっかりホールド出来なくなり、刃が自分の体に向いてしまう事になりがちです。

軽いチェンソーはホームセンターで探すことも出来ます。
カタログに表記されている重量は大概、本体のみの重さです。チェーンやガイドバー、燃料やチェーンオイルは含まれていません。

それ故、4kgを大幅に超えるチェンソーは初心者にとっては扱い難いでしょう。

主に20センチ位までの木を切る機会が多いと思います。それならば、軽量なエンジンチェンソーで十分玉切りできます。

マキタの小型のエンジンチェンソー


 

薪ストーブ愛好家の持つチェンソー

富士山薪ストーブクラブのメンバーには、もう木を切りなれた人もいます。
そういう人と初心者では、もっているチェンソーに違いがあるかというと、あまりない様です。

私は軽量のチェンソーをお勧めしていますが、薪ストーブ愛好家は、少し重量があるが排気量もあるチェンソーを買う傾向がある様です。

  • スチールへの偏重
  • 35センチバーに35cc、4Kg

 

STIHL スチールへの偏重

具体的に薪ストーブ愛好家はどんなチェンソーを使っているのかを見ていくと、驚きの事実があります。

8割近い人がスチールのチェンソーを持っています。
スチールはチェンソーの有名ブランドでプロ仕様のハイスペックのチェンソーもあります。

ところが、プロの林業家にスチールが普及をしているかというと決してそうではありません。薪ストーブ愛好家はスチールを使いたがる偏重な集団の様です。

薪ストーブ愛好家はスチールが好き

スチールはネットでは購入できません。そして値段も高いです。それにも関わらず、薪ストーブ愛好家はスチールを購入しようというのは驚きです。

スチールの良い所

初心者には軽量のチェンソーをお勧めしています。

軽量なチェンソーがないメーカーが多いです。

そういう中、スチールには軽量なチェンソーも種類多く揃っています。

さらに、エンジンのスタートが比較的簡単です。

ガソリンを送り込むプライマリーポンプがないチェンソーもあります。
それにより、エンジンスタートの操作が簡単になっています。

スチールの悪い所

デメリットも沢山あるのが、スチールのチェンソーです。
だから、私はスチールのチェンソーをお薦めするというわけにはいかないです。

スチールのチェンソーの悪い所をあげると以下の様になります。

  • ネットで購入出来ない
  • ホームセンターで取り扱っていない
  • 修理したい時、どこに持って行ったらいいのか分からない
  • 修理代が高い

 

35センチバーに35cc、4Kg

一番良く売られているという理由もあるのでしょうが、35センチバーのチェンソーを使っている人が多いです。

排気量はバーの長さに従い、35cc前後という事になります。カタログ上の重量は4kg程になります。

初めて使うチェンソーなら、別にスチールのチェンソーでなくとも全然、問題ないです。

マキタでもリョービでも良いと思います。ネットで購入出来ますからね。

値段的にも、重心バランス的にも初心者が使うならば、3万円前後の両手で持つチェンソーが買い易いでしょう。



 

トップチェンソーは避けよう

ホームセンターでも売っている軽量のチェンソーは、トップチェンソーと呼ばれるものが多いです。

本体の上にスロットルがついたハンドルのある下の様なチェンソーです。

右手だけでエンジンをふかせる事が出来、小径の木なら作業がし易いです。

トップチェンソー

軽量なチェンソーなので、初心者が持つならば、上の写真の様なトップチェンソーでも良いと思いがちです。

ところが、致命的なデメリットがあるのです。
それは、左右の重量バランスが悪い点です。

実際、私が初めて購入したのは、トップチェンソーでした。

例えば、下の太い木、これを共立のエコーで切るのは大変でした。
エンジンをふかしてチェーンの回転を上げなければなりません。その上にゴシゴシと力をかけていかないと切れないです。

小さいチェンソーで太い木は大変疲れる

私はこの木を切っている最中にぎっくり腰になってしまいました。

 

スチールの初心者向けチェンソー

薪ストーブ愛好家はスチールを好む傾向にある様です。
スチールで上記の初心者向けチェンソーの条件に合致したものを選ぶと下記のチェンソーになるでしょう。

3機種ともにいい値段します。

  1. スチール MS15Xシリーズ
  2. スチール MS19Xシリーズ
  3. スチール MS20Xシリーズ

 

参照) スチールメーカーサイト 一般・農林向けエンジンチェンソー
山林向けエンジンチェンソー

 

スチール MS15Xシリーズ

軽量と言う条件では、重量が3Kgを切っていると抜群なのが、MS150などのMS15Xシリーズです。
女性でも扱い易いチェンソーです。

MS150CE
スチール MS150CE



23.6ccの排気量にエルゴスタートというスチール独自の技術が使われています。
ストリングを強く引っ張る事なく、エンジンスタートさせる事ができるのです。これはとても楽です。

 

スチール MS19Xシリーズ

MS19Xシリーズ は、重量が3Kg半ばと軽量でありながら、エンジンの排気量が30ccクラスです。

エルゴスタートで楽にストリングを引くことが出来ます。重心のバランスが良く持ちやすいです。片手で持っても疲れ難いです。

MS193CE

 

スチール MS20Xシリーズ

プロ仕様のチェンソーになりますが、MS20Xシリーズ は、初心者にとってもとても良いです。
重量は4Kgですが、エンジンの排気量が35.2ccです。

エルゴスタートとさらにM-Tronicという技術により、ストリングを引く回数が少なくエンジンをスタートできる仕様です。

 

スチールの廉価版チェンソー

スチールのチェンソーというと値段がちょっと高いと感じます。だからなかなか手が出ない人もいますよね。

それだからなのかは知りませんが、スチールも廉価版と言えるチェンソーを出しました。

下のMS250シリーズは、その廉価版の馬力のあるチェンソーです。
MS250

バーがナットで固定されています。チェーンのテンションを簡易に調整する機能がありません。

でも、プロ仕様はもともと手軽な機能はついていませんから、ドライバーでの調整が慣れれば苦にならないでしょう。

但し、使ってみて分かったのですが、ナットが緩んできて落ちてくる事もありました。廉価版故なのでしょうね。

ナットは買っても安いのでそれで良しとしてもいいかもしれません。

同じく廉価版のMS180は初心者ならば、比較的持ちやすい重量です。

参照) スチールのチェンソー一覧

MS180

 

電動チェンソー

持って来た木を庭で玉切りする場合、エンジンチェンソーは音が喧しくて使えない家もあるかと思います。

そういう場合、電動チェンソーならば比較的音が穏やかです。
電動チェンソーの中でもパワーがあるものがあります。

コード式電動チェンソー

私が使っているマキタのコード式電動チェンソーはトルク値が高く、クヌギ、ケヤキや樫であっても苦もなく玉切りしていく事が出来ます。

マキタの電動チェンソー

エンジンチェンソーとは別に電動チェンソーも一台欲しい所です。


充電バッテリー式電動チェンソー

最近では充電式バッテリーの電動チェンソーもあります。
馬力という意味では、エンジンチェンソーには叶いません。

庭でも、外でも使えるので、エンジンチェンソーを買わずにバッテリー電動チェンソーを選ぶ人もいますね。

でも、それはお薦めしません。
効率的に言ってエンジンチェンソーの代わりにはなりません。

充電バッテリーの電動チェンソー

値段も高いので、まだコード式電動チェンソーを選ぶ方が良いでしょう。

 

大小のエンジンチェンソーを持つ

私は初心者が初めの一台を選ぶならば、手頃な値段のチェンソーを薦めてます。

必ずしも高価なスチールでなくとも良いと思います。
まだどれだけ自分が薪作りが出来るのか分からないでしょうから、買い易いチェンソーを勧めています。

でも、大きな木を切る場合、小型のチェンソーではかえって体に負担がかかります。

薪つくりが軌道にのってくると、馬力のある大きなチェンソーも欲しくなって来ます。
つまり、エンジンチェンソーは大小の二つ欲しくなってくるのです。

最近では70CCクラスのチェンソーも馬力の割には良い値段で出ていますね。

70ccクラスのハイ馬力のチェンソー

70ccもあったら、怖いものなしです。

でも、いきなり、70ccというわけにはいかないでしょうが、
MS261の様な50ccクラスのチェンソーならば、かなり太い木であっても切り進める事が出来ます。

こういう太い木はもらい受ける人が少なく、放置されている場合があります。薪情報という意味では狙い目の木です。

実際にあった巨大な木の薪情報は下の動画の様な丸太です。
大きいチェンソーがあれば、こういった薪情報も逃さず木を取得できます。


MS261を持っていれば、持ち運びやすい大きさに切り易いです。薪を集め易くなります。

MS261
 
MS261は、10万円強します。
実はコストパフォーマンスが良い機種なのですが、10万円を超える値段は高額に感じられますね。

将来的にエンジンチェンソーを大小2台持つ事を考えれば、初めの一台は手頃な値段のものを選ぶという考え方もあります。

 

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