軽トラックの買い方
私は薪にする木を運ぶのに必要な軽トラックを買いました。
それで分かった軽トラックの特殊事情!
軽トラックを買いたいと検討されている方向けに軽トラックの買い方をまとめてみました。
おすすめ軽トラック、木を集めるのなら
木を集める為に軽トラックが欲しいと思っている方も多いことでしょう。
そこでおすすめの軽トラックを紹介します。
中古車ならホンダ アクティを薦める理由
中古車で軽トラックを買う場合は、ホンダのアクティをお勧めします。
軽トラックは荷台の大きさなどは、どのメーカーも同じです。
でも、運転席は各社ことなります。
ホンダ アクティが嬉しいのは助手席に物を置き易い点です。
多くの軽トラックのエンジンは座席の下にあります。
ところが、ホンダ アクティの場合はエンジンがないので、空間があります。
座席も壁に折りたたむことが出来ます。
だから、助手席に道具を置けるのです。
チェーンソーを助手席に入れて持ってくる人もいます。
ホンダ アクティは生産中止になってしまいましたから、中古車でないと購入出来ません。
なかなか探すのが難しいでしょう。
業者に頼んでしまう方が確実です。
業者に頼んでしまう方が確実です。
新車で買うならハイゼットを薦める理由
軽トラックは薪にする木を運ぶならば最高です。
・・・と言いたい所なのですが、実は残念な点があります。
他の多くの車にあって軽トラックにないものがあります。
それは、けん引フックなのでした。
上は軽バンのハイゼットカーゴのけん引フックを取り付けた所です。
がっちりしたフックです。
多くの車にはフロント部分にけん引フックを取り付ける箇所があります。
下の様な丸や四角い蓋を取り外すとけん引フックを差し込む穴が表れます。
この差し込み穴が軽トラックにはありません。
軽トラックをけん引してもらう場合、車体の下のフックを使います。
下はハイゼットジャンボのけん引フックです。
実は木を切っていて、けん引フックを使いたくなる場合があるのです。
それは木を引っ張るのに車の馬力を使いたい時です。
例えば、下の様にチェンソーが挟まってしまった場合、木にロープをかけて引いて枝を落としたいです。
車の馬力で引きたいというケースは時々発生しますね。
けん引フックなら少なくとも車体重量の1トン近い力に耐える事が出来ます。
ところが、軽トラックの場合、車体の下にけん引フックがあるので使えないのですよね。
とても残念です。
ダイハツのハイゼットの軽トラックを新車で購入する場合、わずかな費用で、リアにこのけん引フックを取り付けてもらう事が出来ます。
軽トラックを購入する際には、是非、付けてもらいたいオプションです。
軽トラックの新車は中古車ショップで買う?
私はダイハツの販売店に行って軽トラックを見せて欲しいと言うと暫く待たされました。
・・・というのも、ディーラー・正規販売店では、軽トラックは置いていないと言うのです。
それで紹介されたのは、中古車ショップです。
それで私は知ったのです。
軽トラックは新車であっても、中古車ショップで買うのかぁ
中古車ショップ大手だって、新車を売っているのですって。
・・・となると新車で軽トラックを買おうと思っていた私でさえ、中古車と比較する事になります。
実際、その方がイイと思いました。
とても安い値段の軽トラックの中古車がありましたから。
軽トラックの新車のネックは納期
結果的には私は新車で軽トラックを買いました。
でも、中古車ショップに展示されていた新古車にすれば良かったかもって思わなくはありませんでした。
・・・というのも軽トラックの新車購入のネックは納期なのです。
中古車ショップでは、新車のストックがあるわけではありません。
それは正規販売店のディーラーも同じです。軽トラックの在庫は置いていません。
必然、受注生産になります。
軽トラックは生産待ちになる程、売れているのですね。
私の場合、3か月待ちました。
私の車の生産計画が組まれたのも、注文してかなりたってからです。
つまり、納期がいつになるのかさえなかなか分からなかったのでした。
3か月もかかると季節が変わってしまっていますね。
農業で使おうとしている人なんかは困るでしょうね。
中古車ならば、そんなに待つことはなかったわけです。
実際、買い易い中古車ショップ
値段の比較という意味では中古車ショップは便利です。
その店に無くとも、ネットワークで安い軽トラックの中古車を見つけてくれます。
その上、新車の見積もりも出してもらえました。
「もうちょっと安くならない?」って値引き交渉も出来ます。
それで分かったのですが、私が訪ねた中古車ショップは新車もネットワークを持っているのでした。
自動車会社の正規販売店経由で必ずしも仕入れるわけではないのです。
だから、ディーラーに行って買うよりも安く買えるというのです。
新車も中古車も安い中古車を探してくれる中古車ショップって凄い!
・・・と驚きました。
ネットで頼める中古車探すサービス
ネットで中古車探しを頼めるサービスを中古車販売の大手ガリバーではやっています。
軽トラックの車種は下のものがあります。気になる車種を指定して頼むだけです。
- スズキ キャリア
- ダイハツ ハイゼットトラック
- マツダ スクラムトラック
- スバル サンバートラック
- ホンダ アクティ
自分で調べるより楽です。
新車の見積をもらって、中古車と比較してみると良いと思います。
普段も乗るならハイゼットジャンボ
運搬する時だけではなく、普段も軽トラックに乗るつもりで私はいました。
木を運ぶだけの為に軽トラックを買うなんて贅沢するわけにはいきませんからね。
それならば、適した軽トラックがあると教えてもらったのが、ハイゼットジャンボです。
軽トラックの運転席は狭く、シートは壁に直角になっていますよね。
一方、ハイゼットジャンボの場合はリクライニング出来るシートになっています。
前後にも動かせます。軽バンのシートと同じです。
これならば、座り易いので普段使いし易いです。
但し値段は高くなります。
荷台も座席部分が出っ張る分、スペースを取られます。
でも、実際、積み込みをしていて積み足らないなんて事にはなりませんね。
私はハイゼットジャンボにして良かったと思っています。
軽トラックに4WD(四輪駆動)は必要か?
私は初め4WDにする気はなかったのです。
ところが、軽トラックを買うならば、4WD(四輪駆動)にしなければ! って言われて心変わりしました。
4WDにすると値段が高くなります。
私の場合、ハイゼットジャンボでオートマ、4WDに10万円程するカーナビをつけて、全部で150万円程でした。
軽トラックの割には高くなってしまったのですが、私は満足しています。
舗装された道路だけを走るならば4WD要らないと言われましたが、実際、私は未舗装地に入り込む事が結構あります。
下の写真の様に木の根元まで軽トラックを入れるには、4WDでないと入れませんでした。
それに、急カーブする時は4WDにしないと後輪が空回りする時があります。
なにかと4WDは使う時が多いです。
実際乗ってみると、軽トラックだからこそ、4WDにした方が良い事情があるという事が分かりました。
軽トラックは運転し易いって本当?
買ってから後悔しない為に
軽トラックが欲しいと思っている方は、運転し易さも考慮してみてはどうでしょうか?
実際に使ってみて感じた、軽トラックの運転や利便性などについて概略まとめてみました。
- 軽トラックの評判
- 軽バンに比べると軽トラックは・・・
- 積載力は規格以上
軽トラックの評判
地方に暮らしていると軽トラックを運転している
”おじさん”は多いです。
軽トラックが一番だね。
軽トラック乗ると他の車乗れないね。
そんな話をよく聞きます。
実際、軽トラックは一般乗用車と比べて乗り易いです。
- 車高が高いので周りが良く見える。
- 前が出っ張っていないので、ぶつかり難い。
- 車が小さいので小回りがきく。
そんな所が理由なのでしょうか。
公共交通機関が少ない地方では、軽トラックは庶民の足になっています。
軽バンに比べると軽トラックは・・・
私は軽トラックの前は軽バンに乗っていたので全く別の印象を持っています。
軽バンに比べて軽トラックは運転し難いです。
その理由は2つあります。
- 前輪がシートの下辺りにある
- 強力な板バネ
前輪がシートの下辺りにある
一つは前輪の位置です。
軽バンは前輪が前の方についています。
以前は軽トラックも同じ位置でしたが、現在は座席の下辺りにあります。
この為、軽トラックに乗る際は、大股を開いて乗らなければなりません。
乗り難いです。女性は嫌がるでしょうね。
軽トラックでは後輪も軽バンと比べて少し前の方に位置しています。
下の写真で見て分かる通り、前輪と後輪の間、ホイールベースが軽バンに比べて短いです。
そのせいで、ハンドルをいっぱいにきって曲がろうとすると前に進まないのです。
特に空荷の時に推進力が不足しがちです。
荷物を積んでいると車の後ろに負荷がかかり、後輪の回転が車を動かし易くします。
でも、空荷の時の方が多いのですよね。
すると後輪が空回りしてしまいます。
4WDにすると前輪も動くので回れますが、2WDでは、前輪が前進を妨げる感じになっているのでしょう。
以前の軽トラックはもっと楽だったでしょう。
軽バン同様、前輪は前についていたのでした。
この方がイイと思う方は中古車を検討してみてはどうでしょうか?
強力な板バネ
軽バンの方が運転し易い、もう一つの理由はサスペンションです。
軽トラックは強力な板バネで荷台を支えています。
コイル状のサスペンションと違い、硬いのです。ショックを吸収してくれません。
ガタガタ道などは、振動が大きいです。
私は時々、気分が悪くなります。
軽バンの方がショックを吸収してくれるので快適に運転出来ます。
積載力は規格以上
私は軽トラックを買ってから薪にする木を集めやすくなりました。
軽バンでもかなりの木を運んでいたのですが、軽トラックの方が積み込みし易いですね。
通常、板バネは2枚なのですが、私のハイゼットジャンボは4WDにしたので板バネも4枚になっています。
2枚でも、規定の350Kgをはるかに超えた重量に耐えられます。
4枚の板バネになると、さらに重い荷を載せる事ができるわけです。
かなりの加重に耐えられるという事は安定性があるという事です。
でも、過重積載は違法ですから、注意しなければなりませんね。
それに積み込みだけでなく、おろす時も軽バンより軽トラックの方が作業し易いですね。
丁寧に扱わなければならない荷物の場合は、軽バンの方が良いのでしょうが、薪用であれば、やはり軽トラックの方が効率的だと実感しています。
集められる木の量に違いが出て来ると思います。
運転し易さをともかく、薪を作る上では軽トラックがあるとかなりはかどります。