木を運びやすい様に切る

木をもらい受けたらば、薪割し易い様に切らなければなりません。それをどこで切るか?

  • 自分の所に運んでから切る
  • もらい受けた場所で切る

おそらくこの2つの選択になると思います。現場での作業量に大きな違いがあります。

下の写真は、2トンロングトラックで運ぶ場合の2例です。玉切りしてトラックに載せた時は大変な労働でした。

太い木なので人力でトラックに載せるには、ある程度まで切らないとなりません。それならば薪割し易い様に玉切りまで、現地で行ったのでした。

一方、現地で重機があった時はとても楽でした。大きなユンボで太い木をトラックに載せてもらいました。

玉切りして運んだ例
切らずに重機で載せてもらった例


出来れば現地では、手早く車に載せたいものです。そうすれば、もう一往復できるかもしれません。

それ故、自分の車がどれくらいの長さまで入れる事が出来るのか知っておく必要があります。

メジャーは必需品です。運べる長さに木を切る為です。

多くの人は、もらい受ける場所でエンジンチェンソーを使っても差し支えないのであれば、薪割する大きさに切って運びたいと思うでしょう。

私も同様で、庭ではエンジンチェンソーが使い難いです。やかましいですからね、エンジン音が。

でも、必ずしも玉切りまで出来るとは限りません。短時間で運び去る手際よさが求められる時もあるのを忘れてはなりません。

作業手順は以下の様になるでしょう。

 




 

作業の服装を用意する

薪作業をする時は、せめて安全靴を履きたいものです。つま先が保護されている靴です。

実際、重い木が私のつま先の上に落ちてしまった事が何度もありました。安全靴を履いていたおかげで大怪我にならずにすみました。

安全靴

私の場合、チェンソーの切り粉が靴の中に入るのを防ぐ為に、足元にカバーをしています。これは農業用のものなのでしょうが、重宝しています。

長靴よりも蒸れにくいと思います。

牛革手袋

そして手には牛革の手袋など、打った時に衝撃を和らげてくれる手袋をしましょう。

時々、私は膝当ても付ける時があります。

径の太い木を扱う時です。膝を打ってしまう時があるからです。クヌギ等、重い木の場合、注意していても怪我をしてしまう場合があります。

備えておくと安全に作業が出来ます。

 

切る長さを測る

軽トラックの場合、190センチが荷台に載せやすい長さです。

当然、一本の重量が重い場合はそんなに長いと重くて大変ですから、その半分、1/4が切る長さの目安になるのでしょう。

自分の車にどの位の長さなら入れられるか、前もって計測しておくと良いと思います。

長さを測る道具は必需品です。

伐採のプロは腰にメジャーをぶら下げていますね。

 

印を付ける

印など付けずとも、一旦測れば大体どこを切れば良いのか分かると思います。でも、印を付けると切り易くなるのを実感します。

長さだけの印ではなく、チェンソーを入れる角度や切り進んでいく方向まで示す事ができます。

切る木が斜めに置かれている場合が多いですので、下手に切ると切り口が平行になりません。

印がついているとチェンソーを進めていく方向が分かるので失敗が少なくなります。

熟練した伐採のプロこそ、この印をつけて切っています。

印にはチョークを使うのが一般的です。

 

切断する

チェンソーは使い方を間違えればとても危険な目にあいます。それ故、周りを見て安全を確認して作業を始めます。

特に何人かでチェンソーを使う場合、一本の木には一人だけしか切らない様にしなければなりません。切ると木は動きますからね。

 

 

重いチェンソーと軽いチェンソー

径が20センチ位までならば、軽いチェンソーが扱い易くて楽です。初心者ならば出来るだけ軽いチェンソーを持つようにすると良いと思います。

軽いチェンソー

重いチェンソーは持っているだけで筋肉が疲労します。しっかり持っていられなくなり、チェンソーの刃が自分に向いてしまう様なことになったりします。

一方、太い木を切る場合は、馬力のある重いチェンソーの方が断然、楽に切断することができます。

力をかけなくとも自重で切り進める事ができるからです。

 

木を回して切る

木を切る為に少し木を移動させたり、回したりしたい時があります。

その折、便利なのが木回しという道具です。
角まわし、角返し、ガンタなど様々な呼び名を持ちますが、あまり知られていないツールです。

とても重機がないと動かす事が出来そうにない太い木も木回しがあると動かせる時があります。

物凄い能力を発揮する道具です。

木回し

中径の木の場合は、私はフェリングレバーを私は使っています。このフェリングレバーには木回しの機能がついています。

山に積まれている木などを動かすのに便利です。

太い木の場合は、運び易い様に現場で玉切りする時も多々あります。
一つずつ玉に切っていくのではなく、下の様に片側から先に切れ目を入れていく方法があります。

玉切り

木回しを使って木を回して反対側から再度、チェンソーを入れて玉切りします。

玉切り

 

木を持ちあげて切る

地面に置いてある丸太を切る場合、腰に負担がかかる姿勢になりがちです。
そこで下のティンバージャックがあると玉切り作業が楽になります。テコの原理で木を持ちあげて地面から浮かせる事ができます。

かがまなくともチェンソーを使えるので、腰が楽です。

ティンバージャック
ティンバージャック



 

上から?下から?どちらから木を切るか

木の上から切った方が良いのか? それとも下からか?
それを見極める方法があります。

それは、圧縮力と張力がどちらにかかっているかを察知する方法です。
例えば下の丸太の上にかかった状態の木の場合、矢印で示した2か所では切り方が異なります。

丸太にかかっている木

右側の丸太の先で切る場合、木の下側に圧縮力がかかっています。木自体の重みで木の上側が伸び、下側が圧縮されています。

各々の力を張力と圧縮力と言うそうです。
切る順序は、圧縮力を受けている下側に初め切れ目を入れます。次に上側から切っていきます。

丸太の手前の矢印の位置では逆になります。
木の自重で木の上側に圧縮力がかかり、下側に張力がかかっています。

それ故、まず、上側に切れ目を入れてから、下側から切っていきます。この時、切り抜こうとせず、メリメリっと自重で折れていく様に仕向けていきます。

この時に注意しなければならないのが、切断した時、丸太にのっている側の木が跳ね上がらない様に気をつけなければなりません。

その為にも、右側の丸太の先の矢印の位置から切っていった方が良いでしょう。

 

運搬し易い様に木を一か所に集める

車を木の近くまで寄せられない場合もあります。

切った木を車まで運ぶのが、おそらく一番の重労働でしょう。
比較的この労働を楽にしてくれるのが、リフティングトングです。握力を使わずに木をつかむことが出来ます。小さい道具ながら効果が大きいです。

リフティングトング



一度使うと、必需品になるツールです。

 



 







 

TOP